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OBUSE WINERY INFORMATION 2011春号で紹介されている
“マニアック・お宝・少数ロット・売切れ御免ワイン”第3弾!!
「ドメイヌ・ソガ バルベラ・ピエフランコ08」
グラスワインで登場です!!
小布施ワイナリーの第3弾
前回出していたバルベラと違うのは“ピエ・フランコ”という点。

ピエ・フランコとは・・・
接ぎ木していない自根の木の苗木で育った葡萄のこと。

通常ワイン用葡萄はヨーロッパ系葡萄(例えばカベルネ・シャルドネなど)で造られるのですが
ヨーロッパ系葡萄品種には、フィロキセラ(ブドウ根アブラ虫)という
葡萄の樹にとって最大の敵と言っていいほどの害虫に対する耐性がないため
この虫が付くと病気にかかりに全滅させられてしまいます。

1860年代にはヨーロッパ全域に広がり壊滅的な被害をもたらした歴史をもちます。
この対策として耐性のあるアメリカ系葡萄を台木として
そこにヨーロッパ系葡萄を接ぎ木をするという方法がとられてきました。
こんな感じですね↓
小布施ワイナリーの第3弾
ただ病気には強くなっても接ぎ木することで
“本来、そのものの葡萄”ではなくなってしまうという問題点もあります。

小布施ワイナリーの曽我さんも当初は
 「仲間が101-14(台木)を沢山植えているから小布施でも植えてみようかな」
程度に考えていたようですが
 「ヨーロッパの方々だけが知るフィロキセラ前のワインの味わいを
  私達日本人が知る必要がある」
 「接ぎ木なしでワイン用葡萄を植えてみて、
  本当のヨーロッパワイン品種の味わいを知ればいい」
という思いから、このバルベラ他カベルネやメルロなども自根で植えているそうです。

 「この葡萄が成木になり想像していた以上にその葡萄達が造るワインは
  接ぎ木した葡萄から取れるワインとは違う物が生まれてきた」
と言うと通り
前回のバルベラと(どちらが良いと言うのではありませんが)明らかに違います。
ピエ・フランコは滑らかで酸が豊かで非常に繊細なワイン。

ただし、小布施は巨峰などの産地である為フィロキセラは普通に存在しているそうなので
おそらく10年位しかこの樹は生きられないと考えているようです。
「バルベラ・ピエ・フランコ」はこのヴィンテージで単一ワインとしては最後。
以後他のワインとブレンドされる為かなり希少なワインです!

今回も2本限り・12杯限定です。
お早めに~!!!


オステリア・ガット
長野市北石堂町1366-1千石ジャシィビル1F
Tel&Fax 026-228-8816







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Posted by オステリア・ガット at 16:10│Comments(2)長野県のワイン
この記事へのコメント
確かにフィロキセラは怖いね。坂城は比較的被害が少ないけど、それでも虫に食われて幹にウイルスが入り込むことはある。

自根だとボリューム不足だったり、樹に勢いが感じられなかった利するけど、カベルネなんかはどうだろ?
今度、何かの品種でやってみようか。加温ハウスで苗木は作れるからね。
Posted by なるちゃん at 2011年06月29日 22:40
♦なるちゃん
 自根だとボリュームは確かに少ないかもしれないけど
 繊細さでは勝っていると思うよ。

 自根で出来そうならやってみたいよね!
Posted by オステリア・ガットオステリア・ガット at 2011年07月01日 15:33
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