2010年11月10日
ボージョレ・ヌーヴォーの話
【ボージョレ・ヌーヴォー】の解禁まであと少し
今日はボージョレ・ヌーヴォーについて少し詳しく説明したいと思います。
まず
フランス・ブルゴーニュ地方ボージョレ地区で
ガメイ種という葡萄で造られた赤ワインとロゼワインの新酒。
その年収穫した葡萄を使って特別な醸造法で生産されたワインです。
この新酒の解禁日がフランスワイン法で11月の第三木曜日と決められています。
この解禁日ですが最初に制定された1967年。
当時は11月15日でしたが、その日が土日になってしまうと流通がストップしてしまうため
1985年に今の11月の第三木曜日になりました。
1976年に日本に初上陸したのですが、当時バブル期だったことや
赤ワインブームも手伝って大流行しました。
そして解禁日に日付変更線の関係で世界で最初に飲める国が日本です。
そんな理由もボージョレ・ヌーヴォーが人気のひとつになっています。
日本は世界で一番の輸入国であり消費国です。
普段あまりワインを口にしない方も
ボージョレ・ヌーヴォーはお飲みになる方も多いのではないでしょうか。
ちなみにあまり知られていませんが
先日紹介したイタリアのノヴェッロ同様
フランス各地(ロワール地方、ローヌ地方、南仏など)にもヌーヴォーがあります。
こちらはその土地の葡萄品種から個性豊かなヌーヴォーが造られています。
解禁日もボージョレ同様11月の第三木曜日です。
先に説明した特別な醸造法と言うのは
「マセラシオン・カルボニック製法」という醸造技術により発酵させます。
まず大きな密閉ステンレスタンクに
収穫した葡萄を潰さずそのままいっぱいに詰めます。
この状態でしばらくすると自然に潰れた葡萄が発酵し始めます。
すると発酵による発生した二酸化炭素(炭酸ガス)が樽の中を充満させます。
この中に数日間置くと果皮の成分が少しづつ果肉に広がり
通常の発酵では得られない芳香や色が生まれます。
短時間の発酵ですが色がよく出てその割にタンニンが少なく
赤い実やキャンディーとされるフルーティーで
チャーミングでフレッシュな味の赤ワインに仕上がる訳です。
ボージョレ・ヌーヴォーにはもうひとつ
「ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー」があります。
この「ヴィラージュ」は村の意で、
ボージョレ地区北部の39の指定された村から産出されている
ひとランク上のヌーヴォーです。
ちなみに
「ボージョレ」「ボジョレー」
「ヌーヴォー」「ヌーボー」ですが
カタカナ読みの違いで特にどちらでも良いと思いますが
日本ソムリエ協会教本やフランス観光開発機構では
「ボージョレ・ヌーヴォー」と表記してあります。

さて、今年もあともう少しで解禁日ですね
今年はどんな出来になっているんでしょうか
楽しみですね~
ガットでは木曜日の日が変わると同時に
“Santé!”しま~す!!
前回の【ノヴェッロ】のときも何名様かいらっしゃって楽しかったですよ♪
一緒に飲みましょ~!ぜひお越しくださいっ!!
明日はヌーヴォー以外のボージョレについて話しますね。
オステリア・ガット
長野市北石堂町1366-1千石ジャシィビル1F
Tel&Fax 026-228-8816
今日はボージョレ・ヌーヴォーについて少し詳しく説明したいと思います。
まず
フランス・ブルゴーニュ地方ボージョレ地区で
ガメイ種という葡萄で造られた赤ワインとロゼワインの新酒。
その年収穫した葡萄を使って特別な醸造法で生産されたワインです。
この新酒の解禁日がフランスワイン法で11月の第三木曜日と決められています。
この解禁日ですが最初に制定された1967年。
当時は11月15日でしたが、その日が土日になってしまうと流通がストップしてしまうため
1985年に今の11月の第三木曜日になりました。
1976年に日本に初上陸したのですが、当時バブル期だったことや
赤ワインブームも手伝って大流行しました。
そして解禁日に日付変更線の関係で世界で最初に飲める国が日本です。
そんな理由もボージョレ・ヌーヴォーが人気のひとつになっています。
日本は世界で一番の輸入国であり消費国です。
普段あまりワインを口にしない方も
ボージョレ・ヌーヴォーはお飲みになる方も多いのではないでしょうか。
ちなみにあまり知られていませんが
先日紹介したイタリアのノヴェッロ同様
フランス各地(ロワール地方、ローヌ地方、南仏など)にもヌーヴォーがあります。
こちらはその土地の葡萄品種から個性豊かなヌーヴォーが造られています。
解禁日もボージョレ同様11月の第三木曜日です。
先に説明した特別な醸造法と言うのは
「マセラシオン・カルボニック製法」という醸造技術により発酵させます。
まず大きな密閉ステンレスタンクに
収穫した葡萄を潰さずそのままいっぱいに詰めます。
この状態でしばらくすると自然に潰れた葡萄が発酵し始めます。
すると発酵による発生した二酸化炭素(炭酸ガス)が樽の中を充満させます。
この中に数日間置くと果皮の成分が少しづつ果肉に広がり
通常の発酵では得られない芳香や色が生まれます。
短時間の発酵ですが色がよく出てその割にタンニンが少なく
赤い実やキャンディーとされるフルーティーで
チャーミングでフレッシュな味の赤ワインに仕上がる訳です。
ボージョレ・ヌーヴォーにはもうひとつ
「ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー」があります。
この「ヴィラージュ」は村の意で、
ボージョレ地区北部の39の指定された村から産出されている
ひとランク上のヌーヴォーです。
ちなみに
「ボージョレ」「ボジョレー」
「ヌーヴォー」「ヌーボー」ですが
カタカナ読みの違いで特にどちらでも良いと思いますが
日本ソムリエ協会教本やフランス観光開発機構では
「ボージョレ・ヌーヴォー」と表記してあります。

さて、今年もあともう少しで解禁日ですね
今年はどんな出来になっているんでしょうか
楽しみですね~
ガットでは木曜日の日が変わると同時に
“Santé!”しま~す!!
前回の【ノヴェッロ】のときも何名様かいらっしゃって楽しかったですよ♪
一緒に飲みましょ~!ぜひお越しくださいっ!!
明日はヌーヴォー以外のボージョレについて話しますね。
オステリア・ガット
長野市北石堂町1366-1千石ジャシィビル1F
Tel&Fax 026-228-8816
Posted by オステリア・ガット at 15:40│Comments(0)